今日の【折り紙】は、OrigamiATC、
昨日(こちら)に続き4月14日の
交換会で交換してもらったカードの
紹介です![ニコ]()

今回のテーマは、「平成の思い出」
「平成」を振り返ると、地震・豪雨・
テロなどたくさんの災いがありました。
また個人的な悲しみもあると思います。
平和・希望を願う思いで作られたカードも
たくさん集まりました。
おりがみつたへびとさん 制作
阪神・淡路大震災
水仙 川井淑子さん作
時計 自作
※あの体験は凄絶そのものでした。
皇后美智子さまが献花された水仙の
花束、震災復興の希望のシンボルと
なりました、と裏書きに。
平成7年1月17日朝5時46分、
震度7の大地震が起こりました。
1月31日、被災地を訪れられた
美智子さまは皇居の庭に咲いていた
17本の水仙を献花されました。その
水仙の花束はエバーフラワー
(ドライフラワー)として加工され今は
神戸市の布引ハーブ園に展示されて
いるそうです。
水仙は春の訪れと共に咲くことから、
希望の象徴の花。
このカードを見ると、細かく丁寧に
折られた水仙の美しさに目をみはる
のですが、背景のモザイク模様で
あの時の瓦礫を思い起こします。
経験者にしか作れない渾身の1枚![ビックリマーク]()

水仙は、「色紙に花を咲かそう
おり紙 花散歩」に掲載。

水上和代さん 制作 混沌
うず組 川崎敏和氏作
「博士の実用夢折り紙」より
※目まぐるしく変化した平成の時代、
世界中で起きた大事件、私的には
結婚出産という喜びもありましたが、
不安と希望がないまぜの一時代でした。
作品の背景は、青いアサガオの花の
中心部の写真を使い、暗闇の中に
放射線状に小さく光を放つ希望を
表現してみました。と、裏書きに。
今回の交換会の中のカードの中で
一番美しい表現だなあと思いました。
アサガオの背景が最高![ラブラブ]()


GiftBoxさん 制作 祈り
CROSS Mattthew Green様作
※前略 平成も残すところわずかとなり
ましたが、如何お過ごしでしょうか?
振り返ってみれば、オウム・大震災・
豪雨・9.11・・・と、「どうか無事で・・・」
「少しでも・・・」と・・・、祈ってばかりいた
様に思います。令和は争いも災害も
ない明るい未来になります様に・・・
かしこ と、裏書きに。
そう、裏面はハガキみたいに作られて
いるのです。これも素晴らしいです![キラキラ]()

カードの背景も凝っていて、色合いを
変えずにそのまま見て頂けたらよいの
ですが、スマホ写真のままではそうも
いかず残念です。
9・11のビルの崩壊でしょうか、東北の
津波の跡の姿のようでもあり、なんだか
悲惨な状況の中、シャボン玉のような
虹色の丸いものと輝くラインストーンが
浮き上がってきているような・・・
十字架(クロス)には羽があり、復活が
約束されている希望が見えます。
うまく説明できませんが、どうしてこんな
ふうにうまく表現できるのでしょう。
デザイン力のすごさに圧倒されます![ビックリマーク]()


sumiさん 制作 oracio'n~祈り
祈る尼僧 笠原邦彦氏作
※楽しいことも多かったけれど別れも
多かった。ずっと祈りつづけた日々
がある。と、裏書きに。
祈る尼僧は、「月刊おりがみ436号」
「最新・たのしい折り紙のすべて」掲載
この尼僧は「月刊おりがみ」の12月に
載っていたのでクリスマスのイメージ
でしたが、祈るのは日常のことですね。
oracio'n (oの上に'です)は、オラシオン
「祈り・祈りの言葉」
背景の紙がいろいろ違ったのですが、
この色合いが好きで交換して貰いました。

スマイルさん 制作 絆
ハート 伝承
※震災が多く起こり人と人との絆を
大切に感じる年でした。と、裏書きに。
裏書きの下には、がんばろう日本
と、そして東日本大震災の奇跡の
一本松(陸全高田市)が印象的です。
平成23年3月11日、あの津波に
耐えて立ったまま残った松。
松をカードにすることも出来たでしょう。
でも、丸っこい絆の文字を囲む7色の
ハートのほうが素敵ですね![ラブラブ]()

辛いことが多かった「平成」ですが、
その中で人の優しさに気づいたり、
支えあって、悪いことばかりじゃない。
「令和」の時代は、命名に込められた
願いのように希望にあふれますように。
明日も続きます。